PayPayなどのバーコード決済はどんな仕組みなのでしようか。
PayPayなどのバーコード決済サービスは、ISO 8583を直接使用することは一般的ではありません。ISO 8583は主にカードベースのトランザクション(クレジットカード、デビットカードなど)のために設計されています。一方、バーコード決済サービスは、モバイルデバイスを使用してQRコードやバーコードをスキャンすることで取引を完了します。これらの決済サービスは、異なるプロトコルや標準を使用して通信を行うことが多いです。
バーコード決済の通信プロトコル
バーコード決済サービスは、以下のような異なるプロトコルや技術を使用することがあります:
- RESTful API
- 多くのバーコード決済サービスは、取引情報のやり取りにRESTful APIを使用します。これにより、HTTP/HTTPSを介してJSON形式のデータを送受信します。
- SOAP
- 一部のサービスは、SOAP(Simple Object Access Protocol)を使用して、XML形式でメッセージを交換します。
- WebSockets
- リアルタイムで双方向通信が必要な場合、WebSocketプロトコルを使用することがあります。
例:PayPayの場合
PayPayなどのサービスでは、以下のような手順で取引が行われます:
- ユーザーがQRコードをスキャン
- ユーザーが店舗のQRコードをスキャンするか、ユーザー自身のQRコードを店舗がスキャンします。
- 取引情報の送信
- モバイルアプリからPayPayのサーバーへ取引情報が送信されます。これは通常、RESTful APIを通じて行われます。
- 認証と承認
- PayPayのサーバーは、取引を認証し、必要な承認手続きを実行します。これには、ユーザーのアカウント残高の確認などが含まれます。
- 取引完了の通知
- 承認された取引情報が店舗のシステムに通知され、取引が完了します。
まとめ
ISO 8583は主にカードベースのトランザクションに使用される規格であり、PayPayなどのバーコード決済サービスは、RESTful APIやSOAPなどの他のプロトコルを使用して通信を行っています。これにより、モバイルデバイスと決済サービスのサーバー間で効率的かつ安全にデータを交換することができます。